優しさをもらったら、優しさを返そう

優しさをもらったら、優しさを返そう

今日、買い物中に気になる場面に遭遇。
クドウは、ドラッグストアで買い物していました。


ティッシュや、トイレットペーパーの場所にクドウがいて、
その近くに缶詰めや調味料の棚がありました。
缶詰めのところで80代の男性が何か話していました。

 優しさをもらったら、優しさを返そう


その瞬間、周囲にいた女性たちはサーっと離れて行きました。
その男性は何を話しているのかな?とクドウが近寄ろうとしたら

「小豆の缶詰めはどこだ?」

と聞こえました。

缶詰めは立っていた男性の手前にありました。


クドウはどうしました?と話しかけました。
80代とおぼしき男性の世代、仕事柄よく接してます。


この男性からはお酒の匂いがしました。
「メガネ忘れちゃって、見えないもんだから」と言いました。


小豆の缶詰めは2種類あり、さらにもう1種類はレトルトパック。
クドウは男性に2種類あることと、
もう1種類はレトルトパックであることと、それぞれの値段を伝えました。

「一個はこの缶詰め、そっちも(レトルトパック)欲しい。甘みついてる?」

表示は甘さ控えめとは書いてあったんですが、砂糖入りだったので、男性に伝えました。

「面倒かけたねー、ありがとう」

男性はニコニコしてカートを押していきました。


サーっといなくなった女性たち。
そんな嫌がらなくてもいいのに。


歳を重ねていけば、自分が目が見えないとか、
1人で買い物が難しいという状況である時、売っている場所を聞きたいとか、
手を貸してもらいたい状況になる日が来ると思います。


何だか切ない気分でした。


ふとテレビのコマーシャルで優しさをもらったら、
優しさを返したくなるってフレーズが目につきました。


素敵な言葉。


このフレーズが他の人の心にも残っていたら、
あの場面に出会わなかったのかもしれないな。


優しさをもらったら、優しさを返そう。